ドア

ドアは車体の一部で、外部からの衝撃を受けやすい箇所です。ドアにキズやヘコミができると、そのままでは放置できません。ドアは開閉の際に大きく動くため、キズやヘコミがあるとスムーズな開閉ができなくなるおそれがあります。一般的な修理費用は40,000円～50,000円程度です。

ドアの修理にかかる費用は、キズやヘコミの大きさによって大きく変わります。小さなキズなら研磨程度で済みますが、大きなヘコミやドア交換になると高額になる可能性があります。

ヘッドライト

ヘッドライトは交換費用が高額になりがちです。ヘッドライトには大きく分けてはハロゲン、HID、LEDライトの3種類があります。

ハロゲンは最も安価で、修理費用は1,000円～2,000円程度です。HIDの場合、ハロゲンよりも部品代と工賃がかなり高くなり、10,000円～20,000円ほどかかります。

ヘッドライトカバーが割れた場合や本体が故障している場合は、さらに費用が高額になる場合があります。

フェンダー

フェンダーはタイヤの上部分にあるパネルで、バンパーとドアをつなぐ構成部品です。

フェンダーに手のひらサイズの擦りキズができた場合、修理費用の相場は20,000～50,000円程度です。

修理費用は、範囲や修理方法によって変動します。キズの範囲が広い場合は新品のフェンダーパネルに交換する必要があり、さらに費用がかかります。

フェンダーの修理は、車の外観を損なわないためにも、できるだけ早めに行うことをおすすめします。

バンパー

バンパーの軽度のキズやヘコミであれば、30,000円～40,000円程度の費用で補修が可能です。ただし、バンパーは交換が比較的簡単な部位のため、業者によっては部品交換を勧められる場合があります。部品交換となると、50,000円～80,000円程度の高額な費用が見込まれます。

キズの深さやヘコミの大きさによって補修か交換かを業者と相談し、複数の業者で見積りを取ることをおすすめします。

ボンネット

ボンネットは車の前部にあるフードのことで、エンジンルームを覆っています。事故などで大きなヘコミやキズができた場合、ボンネット交換が必要になることがあります。

ボンネット部分の修理費用は損傷の規模によって異なりますが、大きなヘコミなどがなければ、20,000円～50,000円程度で済むことが多いです。ボンネットは面積が広いため、小さな擦りキズでも損傷箇所によっては脱着が必要になることがあります。

また、ボンネットの素材がアルミの場合は板金修理が難しいため、交換が必要となる場合が多く、費用がより高額になります。

ルーフ

ルーフは車の屋根部分で、走行中の小石などの飛び石によるキズが付きやすい箇所です。ルーフの板金修理費用は、場所や修理面積によって異なりますが、軽度の損傷であれば、おおよその相場は30,000円～50,000円程度です。

ルーフの修理は細かい作業が必要で手間がかかるため、費用が高めになる傾向にあります。大きな修理になればなるほど、塗装などにかかる費用が高くなります。

ディーラー

メーカーの正規ディーラーでは、自社製の車を熟知したスタッフが対応してくれるため、安心して修理を依頼できます。また、メーカーが定めた基準に沿って作業が行われるので、高品質な仕上がりが期待できます。一方で、ディーラーの工賃は他の業者よりも高額になる傾向があります。

板金塗装業者

車の修理を専門的に行っている板金塗装業者は、車のあらゆる損傷を柔軟な手法で直すことができます。マニュアル化された修理方法にとらわれることなく、高い技術力と経験を活かした対応が期待できるメリットがあります。ただし、店舗や工場によって対応力や技術力に大きな差があるため、注意が必要です。工賃の相場もバラつきがあり、ディーラーよりは安価に済むケースが多いものの、納得のいく業者選びが重要となります。

カー用品店・ガソリンスタンド

近年、大手カー用品店やガソリンスタンドでも車の修理を行う店舗が増えています。カー用品店では買い物のついでに、ガソリンスタンドでは給油や洗車のついでに修理の相談ができるという利便性が魅力です。

ただし、これらの店舗は車の修理を専門としていないことが多く、損傷の程度によっては技術や設備が不足しているため、修理を断られる場合があります。一方で、工賃はディーラーや板金塗装業者と比べてリーズナブルに設定されていることがほとんどです。

車のキズ・ヘコミの修理費用は業者によって大きく異なります。そのため、修理費用を抑えるには複数の業者から見積りを取ることが重要です。

それぞれの業者で見積り額が異なるため、自分の予算に合わせて最適な修理業者を選ぶことができます。修理内容や費用、修理期間などを確認し、総合的に判断することをおすすめします。